ミルクフォームの作り方やスチームミルクとの違い

2019-04-05

「ミルクフォーム」とは何かご存知ですか?カフェではよく聞くワードですが、「スチームミルク」や「フォームドミルク」など似ている単語がたくさんあり、何がどう違うのか分かりにくいですよね。

今回は、ミルクフォームとは何か、「スチームミルク」との違い、ミルクフォームの作り方についても見ていきましょう。

ミルフォーム入りコーヒー

ミルクフォームってなに?

ミルクフォームとは、ミルクを温めて泡立てられた、泡状のミルクのことを指します。

ミルクフォームという呼び方以外にも「フォームミルク」や、「フォームドミルク」とも呼ばれれおり、ミルクフォームと同じものを指します。

カプチーノやラテの上に乗っているふわふわの泡状のミルクがミルクフォームです。

カフェなどで提供されるミルクフォームは、エスプレッソマシンで冷たいミルクをスチームで温めながら泡立てて作られています。

エスプレッソの上にミルクフォームをのせた飲み物、カフェラテやカプチーノはイタリア発祥の飲み物です。

かつて17世紀のヨーロッパでは「コーヒーは身体に有害」という説が広まっており、とある医師が「フランスの清い上質な牛乳で毒素を相殺することで身体にいいものとなる」と提唱し、コーヒーに牛乳を加えたものが薬として処方されるようになったことが、カフェオレやカフェラテなど、コーヒーにミルクを加えた飲み物の起源となっているそうです。

どこでミルクフォームは飲める?

ミルクフォームが使われている飲み物は

  • カプチーノ
  • カフェラテ
  • ティーラテ

などが挙げられます。

これらメニューはドトール、タリーズコーヒー など、ほとんどのカフェで楽しむことができますが、特にミルクフォームが好きな方におすすめしたいのが、スターバックスの「ムースフォームラテ」です。

モコモコのミルクフォームが通常のラテに比べてたっぷり入っており、フォームを食べるデザートのような飲み物です。

ミルクフォームにはちみつやお砂糖をかけて、スプーンですくってフォームを食べるのがおすすめの食べ方です!

ミルクフォームとスチームミルクの違い

先ほど紹介した通りミルクフォームは、エスプレッソマシンで冷たいミルクをスチームで温めながら泡立てられた、泡状のミルクのこと。

そしてスチームミルクは、ミルクフォームを作る際に泡立たなかった、スチームで温められた液体状の温かいミルクのことです。

ミルクフォームを作るときは同時にミルクフォームとスチームミルクがどちらも作られているということになります。

ミルクフォームの作り方と必要な道具

ではミルクフォームはどのようにして作るのでしょうか?

エスプレッソマシンを使用した作り方以外にも、泡立て器やミルクフォーマー、シェイカーを使用する事で、自宅でも簡単にミルクフォームを作ることができます。

さっそくミルクフォームの作り方を見ていきましょう。

エスプレッソマシンを使用した作り方

カフェで提供されるミルクフォームは、エスプレッソマシンで作られています。

家庭用のエスプレッソマシンはおおよそ1~3万円台のものが多く販売されています。

作り方は以下の通りです。

①ミルクピッチャーに冷たいミルクを、通常使う分より0.5杯分程多く入れます。冷たければ冷たい程スチームされる時間が長くなり、綺麗なミルクフォームを作ることができます。

②まずスチームノズルのバルブを開き、空ふかしさせます。こうすることで、ノズル内の水滴を抜き、ミルクに水分が混ざるのを防ぎます。

③次にスチームノズルの先端をミルクの表面3~5mmに入れ、一気にスチームを全開にします。

④ミルクが泡立ち始めたら、スチームノズルを徐々にミルクの中に入れていきます。

⑤スチームの温度が65~70度くらいの熱さになったらバルブを閉じ、スチームを止めます。

⑥ミルクピッチャーの底をテーブルでトントンと軽くたたき、大きな泡を壊し、キメの細かいフォームを作ります。

ミルクの温度が高くなりすぎるとミルクの成分が分離してしまい、口当たりの悪いミルクフォームになるので注意しましょう。

泡立て器(ミルクスチーマー)を使用した作り方

手動の泡立て器よりも、電動のミルクスチーマーを使ったほうが綺麗なフォームを素早く作れるのでおすすめです。

100円均一などでも電動のミルクスチーマーを購入することが出来ます。

①火にかけてミルクを温めます。電子レンジでも温められますが、火にかけた方がミルクに空気が含まれ、口当たりのいいミルクフォームになります。

②深めのカップに温めたミルクを入れ、泡立て器(ミルクスチーマー)でミルクの表面を沿うように泡立てます。

ダブルメッシュタイプのミルクフォーマをー使用した作り方

ダブルメッシュタイプのシェイカーは、メッシュのステンレス網を上下に動かし泡立てることで、手動でミルクフォームを作る機械です。

①温めたミルクをミルクフォーマーの容器の中に入れます。

②レバーを上下に素早く動かし、ミルクを泡立たせます。

シェイカータイプのミルクフォーマーを使用した作り方

シェイカーでミルクを泡を立ててミルクフォームを作ります。

専用のシェイカーが無くても、家にあるボトルやタッパーなどで代用できます。

①温めたミルクをシェイカーの中に入れます。

②シェイカーを振り、ミルクを泡立たせます。

カフェでカプチーノやカフェラテを楽しめるのはもちろんですが、100円均一などで道具を揃えてミルクフォームが作れるようになれば、お家でも本格的なカフェメニューが楽しめます!

ぜひこだわりの一品を作ってみてください!

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