サードウェーブコーヒーはどのような意味?

今では気に入って当たり前のように通っているブルーボトルコーヒー。

ブルーボトルコーヒーが日本に上陸した時に「サードウェーブコーヒー」という言葉をって耳にしたけど、サードウェーブって何だろう?というのが初めて聞いた時の印象でした。

このサードウェーブコーヒー、どのような意味なのか、見ていきましょう。

サードウェーブコーヒーを理解する

ラテアート

最近よく聞くサードウェーブコーヒーというのは「コーヒーブーム第3波」と考えると良いです。

サードウェーブの言葉自体は2002年からアメリカ合衆国で使われるようになり、現在も続いている現象です。

コーヒーブーム第3波と考えると当然、ファーストウェーブ、セカンドウェーブがあったということが分かりますね。

それぞれにどのようなブームがあったのかを見ていきましょう。

ファーストウェーブ

最初のファーストウェーブは19世紀後半から1960年代に起こりました。

この時期にアメリカンコーヒーを飲む人が増え、インスタントコーヒーが普及するようになります。

インスタントコーヒーはビンでの保存が可能でスティックタイプで持ち運びが可能といった手軽さもあり、コーヒー自体が大量に生産され、大量に消費されている傾向があります。

セカンドウェーブ

セカンドウェーブは1960年代から2000年頃にかけて。

コーヒーは値段よりも味を重視するようになりました。

お店で提供する事により香りや風味が良い淹れたてのコーヒーを楽しむ事が出来、質の良いコーヒーを求める人が増えた事で起こったブームになります。

スターバックスのようなシアトル系コーヒーチェーンがきっかけで深煎りで風味を重視している高品質の豆を使ったコーヒーが支持されるようになりました。

エスプレッソマシーンが話題になったのもこの時期です。

サードウェーブ

コーヒーの風味、品種、産地の素晴らしい特性がわかるコーヒーが支持されるようになりました。

これまでに色々な豆をブレンドしたブレンドコーヒーが当たり前のように流通していましたが、単一種の豆を使い、豆の生産や生成、焙煎や淹れ方など全てにおいてこだわったシングルオリジンコーヒーやスペシャルティコーヒーなどが注目されています。

また、コーヒーサイフォンや、Chemex Coffeemaker、HARIOなどのコーヒーサーバーも再注目されるようになりました。

ハンドドリップで丁寧に1杯ずつ淹れられるという方式も注目されていましたよね。

ただ、日本の場合、このサードウェーブに当てはまるハンドドリップは昔から喫茶店で行われている淹れ方ですね。

ある意味、日本人にとってはお馴染みの淹れ方ともいえます。

また、ラテアートもこのサードウェーブに当てはまります。

サードウェーブの代表格ブルーボトルコーヒー

サードウェーブといえば思いつくのはブルーボトルコーヒーです。

ブルーボトルコーヒーはサードウェーブコーヒーの発祥ともいわれており、アメリカ合衆国カリフォルニア州が発祥で、日本には2015年に上陸しています。

直輸入の高品質なコーヒー豆を扱い、生産者の顔がわかり、農場や生産状況などがわかるシングルオリジンコーヒーやシングルオリジンコーヒーの中でもいくつかの基準を満たしているスペシャルティコーヒーも扱っているのも特徴です。

バリスタが注文を受けてから1杯ずつ丁寧にハンドドリップするという方法なので、薫り高いコーヒーを楽しむ事が出来ます。

また、ブルーボトルコーヒーといえばラテアートも有名。

出来上がったラテに感動しつつ味わった人も多いのではないかと思います。

スターバックスコーヒーはサードウェーブ化する?

美味しいコーヒーを楽しむ事が出来るスターバックス。

店舗数も多く、ついつい立ち寄って癒しを求めてしまいますよ。

元々スターバックスはセカンドウェーブと共に日本に上陸、注目されていました。

そんなセカンドウェーブのイメージがあるスターバックスですが、2018年12月、東京、中目黒に「スターバックスリザーブロースタリー東京」をオープンさせています。

スターバックスリザーブロースタリー東京では焙煎設備を併設させ、次世代スタバとしてオープンさせました。

元々はエスプレッソを原点にして徐々に拡大していったスターバックスもブルーボトルのように焙煎設備併設の店舗をオープンさせたことで、サードウェーブ化しつつあるのではと注目されています。

既にささやかれているフォースウェーブ

さて、サードウェーブについて色々とお話していきましたが、実は早くもフォースウェーブの噂もあるんです。

サードウェーブに関しては農園の違いなどをはじめとしたスペシャルティコーヒーなどが注目されていました。

フォースウェーブではこれらの最高級のコーヒーを「誰が淹れたか」という部分まで含めて注目されるのでは?と考えられています。

例えばスペシャリティコーヒーの最高級品の豆をバリスタの選手権でチャンピオンになった人が淹れるのではまた違いが出てきますよね。

他にも自宅での焙煎が一般化されるのでは?と予想もされています、色々な予想がされているんですね!

いずれにしても、このような新しいウェーブと共に質の良いおいしいコーヒーが楽しめるというのはとてもうれしい事です。

いずれにせよ、新しいブームが来るのか注目したいと思います。

photo credit: yuichi.sakuraba Caffe Latte, Ritual Coffee Roasters, San Francisco via photopin(license)