【状態別】コーヒーの保存方法とおいしく飲める期間を徹底解説!
美味しいコーヒーをいつでも飲めるようにストックしておきたいけれども、どのように保存したらいいのだろうと悩んでいませんか。
この記事ではコーヒー豆、ひいたお豆など状態別にどのように保存するといいから解説していきます。
美味しく飲める期間についても説明するので是非参考にしてみてくださいね。
基本的なコーヒーの保存方法
コーヒーの状態により、保存方法を美味しく飲める期間は多少異なりますが、基本的にはコーヒーは高温多湿を嫌います。
直射日光を避けて冷暗所に保存するのがおすすめ。
コーヒーが劣化してくると香りが損なわれ、嫌な酸味も出てきます。
これはコーヒー本来が持っているフルーティーな酸味とは異なり、 コーヒー本来のおいしさを壊してしまう非常に強い味。
舌に刺激を感じるような あとに残る嫌な酸味なので、劣化が始まる前にコーヒーを飲みきりましょう。
湿度の高い場所に置いておくと、カビが生えることもあるので注意しておきましょう。
状態別 コーヒーの保存方法と期間について
お豆の状態によって保存する方法や期間は異なります。
ここでは、
1.生の豆
2.ローストした豆
3.ひいた豆
4.インスタントコーヒー
5.ドリップした後のコーヒー
の5つに分けて、それぞれ保存方法・保存期間を解説していきます。
1.生の豆
コーヒーを一番長く保存できるのか生の豆の状態。
保存方法を間違えなければ数年間もちます。
基本的には湿気と直射日光を避けたら問題ありません。
保存する時におすすめなのが麻の袋に入れること。
朝の袋がない場合は通気性の良い布の袋でも代用できます。
保存条件がシビアではないので、自家焙煎してコーヒーを飲みたい方はできるだけ生の状態で保存しておきましょう。
2.ローストした豆
コーヒーを焙煎すると、保存できる期間は急激に短くなります。
ローストした後は水分を非常に吸収しやすくなるため、劣化しやすくなるのが原因です。
空気に触れることでも劣化が進んで行くので、密閉したガラス瓶に保存するとよいでしょう。
保存場所は冷蔵庫がおすすめです。
コーヒー豆は温度変化に弱いので冷蔵庫の中でも、扉の開け閉めによる温度変化の起こりにくい場所に入れるとよりベターです。
冷蔵庫に入れる場合でも、3週間を目安に飲み切りましょう。
3.挽いた豆
挽いた状態の豆は、さらに劣化のスピードが速くなります。
挽いた豆は表面積が増え空気に触れる部分が多くなるためです。
ひいてしまった後はできるだけ早く飲みましょう。
保存場所は、冷蔵庫もしくは冷凍庫。
冷蔵庫の場合は2週間、冷凍庫の場合は3週間から1ヶ月を目安に飲みきりましょう。
特に冷凍庫で保存する場合は、結露に注意が必要です。
コーヒーを飲む時に冷凍庫から出して常温に戻すと結露が出て、この水分が劣化の原因になります。
できれば一回分ずつ小分けにして保存すると良いですよ。
ジップロックで空気が入らないようにして、冷凍庫に入れましょう。
4.インスタントコーヒー
インスタントコーヒーについても、温度と湿度に弱いのは同じ。
購入した容器のまま保存するならば、温度差による結露が出にくい冷蔵庫がおすすめです。
飲む時に外に出したコーヒーは、できるだけ早く冷蔵庫に戻しましょう。
またインスタントコーヒーの開け方についても、 コツがあります。
インスタントコーヒーを開けるときにはがす紙は、 口の部分だけ残すのがポイント。
この部分をはがしてしまうとふたの部分に隙間ができてしまって、空気に触れる原因になります。
蓋を開けた時に残ってしまった縁の部分は、無理に剥がさずそのままにしておきましょう。
その状態で約1ヶ月が開封後、美味しく飲める期間です。
5.ドリップした後のコーヒー
ドリップしたコーヒーは暖かいので、熱による酸化が進んでいきます。
飲めないことはありませんがだんだん、酸味が強くなってくるのでできるだけ早く消費しましょう。
容器にかかわらず、30分から1時間を目安に飲み切りましょう。
作り置きのコーヒーを置いているコーヒーショップも、ドリップしてから1時間で廃棄しているところが多いようです。
アイスコーヒーの場合はもう少々長く保存することが可能です。
冷蔵庫に入れて、2〜3日以内までは美味しく飲むことができますよ。
ただし香りや風味はだんだん飛んでいくので、できることなら24時間以内に飲むのがおすすめです。
コーヒーを正しく保存して、おいしさをキープしよう!
コーヒーは、加工されればされるほど保存期間が短くなります。
保存できる期間を意識して、こまめに買うのがお勧めですよ。
また保管する時には冷暗所に置いておきましょう。
ただし特に冷凍庫に保存する場合は、出し入れによる結露が劣化の原因につながるので小分けにするのがポイントです。
保管方法はジップロックやガラスの瓶など密封性の高いものを使うとよいですね。
しっかりと保存することでコーヒー本来のおいしさをキープできるので、しっかり保管しておいしいコーヒーを飲みましょう!
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