サイフォンコーヒーの淹れ方や起源、必要な器具をまとめました!
赤いランプで照らされていて、見ているだけでも楽しめてしまうサイフォンコーヒー。思わず写真を撮りたくなってしまうような綺麗さですよね。
サイフォン自体もオシャレな見た目で、インテリアとしても使えてしまいます。
でも、自宅で使ってみたいけど、どういう仕組みなのかよくわからないと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなサイフォンコーヒーに関する疑問にお答えするために、
- サイフォンコーヒーの原理
- サイフォンコーヒーに必要な器具と、その値段
- サイフォンコーヒーの淹れ方
について紹介します。
サイフォンコーヒーに興味がある、サイフォンコーヒーを自宅で飲んでみたいという方は、ぜひご一読ください!
サイフォンコーヒーはどういう原理?
そもそもサイフォンコーヒーが、どのような原理で作られているのかご存知でしょうか。
サイフォンコーヒーは、お湯を沸騰させた時に起こる気圧の変化を利用してお湯を移動させ、コーヒーを抽出するという仕組みになっています。
サイフォンコーヒーで使う器具と淹れ方について
まず、サイフォンコーヒーに必要な器具を確認していきましょう。サイフォンコーヒーを作る上で必要なのは
- ロート、フラスコ
- ビームヒーターか、アルコールランプ
- 竹べら
- フィルター
- 計量スプーン
- 沸騰したお湯を注ぐためのケトル
- コーヒー豆か、コーヒーの粉
が必要になります。
それらを揃えたら、以下の手順でコーヒーを作りましょう!
- 沸騰したお湯をしたフラスコに入れます。この時、フラスコのひび割れ防止のために外側の水分は拭いておきましょう。
- フィルタ-をロートにセットする。この時ロートの管の出口部分に、フックをしっかりと引っ掛けるようにしておきましょう。
- ロートに粉を入れて、下ボールに差し込みます。この時は斜めに傾けて入れます。
- フラスコのお湯が沸騰したら、フラスコにロートをしっかりと差し込みましょう。
- お湯が上がってくるので、竹べらを使って粉と水を混ぜ合わせ(撹拌)ます。混この時、熱源の温度を下げないとロートの中でコーヒーが沸騰してしまい、そうなるとえぐみや苦みが出てしまうのでヒーターの温度を下げるようにしましょう!
- この後、20~60秒ほど待機します。
- もう一度攪拌して、火を消します。攪拌の回数は一回目よりも少し多くすることがポイントです。
- コーヒーが下に降りて、完成!
このような流れで、サイフォンコーヒーは作られます。
サイフォンコーヒーで使う器具の価格
器具自体もオシャレで、インテリアとしても使えそうなサイフォン。その値段も気になりますよね。
それぞれの器具の価格をまとめてみました。(Amazonにある商品で概算金額です)
- ロート、フラスコのセット 7,000円
- ビームヒーター 30,000円
- アルコールランプ 1,000円
- アルコールランプの燃料 500mlで300~500円
- 竹べら 500円
- ろ過器(フィルター) 1つ800~1,000円
- ろ過布 1枚100円ほど(5~10枚単位がほとんど )
ただ、竹べらやアルコールランプ、フィルターはロートとフラスコと一緒に販売されていることが多いので、破損や紛失したときに買うことが多くなりそうです。
サイフォンコーヒーに合う豆はある?
折角サイフォンコーヒーを作るのなら、使う豆にもこだわりたいですよね。
しかし、サイフォンコーヒーに合う豆、というものは存在するのでしょうか?
結論から言ってしまうと、サイフォンコーヒーだからこそ美味しくなる豆、というものは存在しません。
サイフォンコーヒーには、豆の香りを引き立てて安定した味のコーヒーを淹れられるという特徴があります。
なので、あなたの好みに合う豆が、サイフォンコーヒーに合う豆と言えます。
色々な豆を試して、あなたの好みぴったりの豆を探してみましょう!
サイフォンコーヒーの起源や歴史は?
そもそもサイフォンコーヒーは、いつ頃開発されたのでしょうか。
サイフォンコーヒーの起源には諸説あり、一般的には1840年にイギリスのジェイムス・ロバート・ネイピアが考えたという説が広まっていますが、1830年代には既にドイツで使われていたという説もあります。
日本でのサイフォンコーヒーは、1925年に島屋商会(現:珈琲サイフオン)の初代社長 河野彬によって初めて販売され、1927年に同社が実演販売をしたことがきっかけで日本中に広まりました。
サイフォンコーヒーが飲めるのは、どんなカフェ?
他の抽出方法と比べて、オシャレな印象のあるサイフォンコーヒー。サイフォンコーヒーは、どんなカフェに行ったら飲めるのでしょうか。
そもそもサイフォンコーヒーは、
- 安定した味を出すことができる
- コーヒー豆の風味を引き出してくれる
という特徴を持っているコーヒー機器なので、コーヒーに強いこだわりを持っているカフェや昔ながらの雰囲気のカフェで多く提供されています。
なので、そんな特徴を持ったカフェをいくつか紹介したいと思います。
サイフォンコーヒーで本格コーヒーを楽しむのもまた楽しいですよ。