フレンチプレスのコーヒーは手間いらずで風味高い!淹れ方を徹底解説
コーヒーを家庭で淹れたいけれども時間がない、そんな方におすすめしたいのがフレンチプレス。
コーヒーを淹れる器具の中でも特に手間がかからず、使いやすいのが特徴です。
この記事では、独特の風味が出ることで人気も高いフレンチプレスの魅力と使い方をたっぷりと紹介します。
フレンチプレスとは?特徴は?
まずはフレンチプレスとはどのような器具なのか、特徴を把握しましょう。
フレンチプレスで淹れたコーヒーの味の特徴も説明していきます。
フレンチプレスってどんな器具?
フレンチプレスというと、紅茶を淹れる器具というイメージを持つ方もいるかもしれません。
日本では紅茶用として先に輸入されてきましたが、欧米やフランスなどを中心に家庭でコーヒーを淹れる器具として人気があります。
コーヒー粉を淹れてお湯を注ぎ、器具をおすだけで完成するので抽出が非常に簡単なのが特徴です。
単純な方法ですが、実はフレンチプレスはコーヒーの抽出方法の中では歴史が新しいのです。
イタリア人のカリマーニという人が特許を取得したのは1929年。
わずか100年ほどしか経っていません。
フレンチプレスのコーヒーは豆の味をダイレクトに楽しめる
フレンチプレスはコーヒー豆に湯が触れている時間が長く、フィルターを通していないのが特徴。
そのため、濃厚な味わいとなります。
コーヒー豆から出てくる香り高いオイル分もそのまま楽しむことができます。
スッキリとした雑味のない味わいを求めるならばペーパードリップ、コーヒー全体の風味をダイレクトに楽しみたいならばフレンチプレスがおすすめです。
フレンチプレスの器具が買える場所
フレンチプレスの器具はコーヒーショップや通販で買うことができます。
スターバックスコーヒーやタリーズなどのチェーン店でも置いてあることがありますよ。
器具のサイズによっても値段は変わりますが、一人分用のものならばだいたい3,000〜5,000円程度で購入することができます。
フレンチプレスでおいしいコーヒーを淹れる方法
フレンチプレスを使ってみたいけれども、どのように淹れたらいいかわからない、掃除はどうすればいいのか、と疑問がある方もいるでしょう。
ここでは、フレンチプレスでコーヒーを淹れる方法を説明していきます。
フレンチプレスのコーヒーの淹れ方
まずはフレンチプレスのコーヒーの淹れ方を知りましょう。
淹れるのに必要なものは、
- コーヒープレス
- コーヒー豆(350mlに対し16g、 500mlに対し24g)
- 熱湯
- タイマー
コーヒー豆は、少し粗めに挽くのがポイントです。
挽きが細すぎると雑味が出てきてしまいます。
淹れる手順は以下のとおりです。
<手順1>
フレンチプレスとコーヒーカップにお湯を通し温めます。
<手順2>
コーヒー豆をフレンチプレスに入れます。
<手順3>
タイマーを4分にセットし、プレスの1/3くらいの量までお湯を注ぎます。
コーヒーが蒸らされて膨らんでくるまで30秒ほど待ちましょう。
<手順4>
お湯をプレスの縁から1.5 cmくらい下まで注ぎます。
蓋をしてタイマーが鳴るまで待ちます。
<手順5>
プレスの蓋をゆっくり押し下げましょう。
カップにコーヒーを注ぎ、完成です。
カップにコーヒーを注ぐときは、コーヒーの粉が入らないように、少しフレンチプレスに液体を残すのがコツです。
フレンチプレスでコーヒーを淹れたあとの手入れの仕方
フレンチプレスでコーヒーを淹れたあとはできるだけ早く洗浄するようにしましょう。
長時間放置しておくと、コーヒーのオイルが触れている状態になっているので、フレンチプレスの劣化の原因になります。
まずはフレンチプレスに水を入れてコーヒー粉を捨てます。
手入れをするときはプレンジャー(蓋側の部分)を分解して、フィルターの隙間にコーヒー粉や油分が残らないように中性洗剤で洗いましょう。
ポット部分も中性洗剤で洗浄すれば問題ありません。
時間がないときにはフレンチプレスのコーヒー粉を捨てたあと、水と中性洗剤を入れましょう。
プレンジャーをくっつけて上下に動かせば簡易洗浄ができます。
いずれの方法でも洗い流したあとは、しっかりと水分を拭き取り乾燥させましょう。
フレンチプレスのコーヒーはカフェでも飲める
フレンチプレスの器具は持っていないけれども、まずはお店で試してみたいという人もいるでしょう。
スターバックスコーヒーでは、フレンチプレスで淹れたコーヒーをオーダーすると、プレスで出してもらうことができますよ。
ペーパードリップとの味の違いを比較しても楽しいかもしれません。
また、長野・東京・神奈川・山梨にチェーン展開している丸山珈琲はフレンチプレスの専門店。
近くに立ち寄ることがあればこちらでも、本格的なコーヒーを飲むことができます。
photo credit: jnwakeling Coffee Time at Home via photopin(license)