ガムシロップって何者?コーヒーにいれる順番などガムシロの雑学
コーヒーに甘みを足すためにいれているガムシロップ。
何気なく使っているガムシロップのこと、意外と知らない方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回はガムシロップにまつわる豆知識を集めました。
ガムシロップって何?砂糖との違いは?
そもそもガムシロップがどのようなものか知っていますか?
ガムシロップは元々砂糖と水にアラビアガムを加えて煮詰めたもの。
アラビアガムは木の樹液で、これを混ぜて煮詰めることで砂糖が個体に戻らずシロップの状態を維持することができるんです。
このアラビアガムの名前を取ってガムシロップと名付けられました。
ただし、現在市販されている大半のガムシロップにはアラビアガムが入っていません。
製造技術が進歩し、アラビアガムを入れなくても個体に戻らないシロップを作れるようになったためです。
現在、ほとんどのガムシロップはとうもろこしの糖を使って作られています。
そのためガムシロップはコーンシロップと呼ばれることもありますよ。
ホットコーヒーにガムシロップをいれないのはなぜ?
ホットコーヒーには砂糖、アイスコーヒーにはガムシロップ。
砂糖は冷たいと溶けないので、アイスコーヒーにガムシロップを入れるのは分かりますが、なぜホットコーヒーにはガムシロップを入れないのでしょうか。
実は、ガムシロップは熱いと甘みを感じにくくなる種類の糖で作られているのです。
しっかりとした甘みを感じるためには砂糖以上にたくさんの量を入れなければいけません。
そのため、ガムシロップはアイスコーヒーのみに使うのが一般的です。
もちろんホットコーヒーにいれても問題はありませんが、より多くのカロリーを摂取することになるので、砂糖を使う方がおすすめですよ。
コーヒーにミルクとガムシロップをいれる順番は?
コーヒーにミルクと砂糖・ガムシロップをいれるとき、どちらを先にすればよいのでしょうか?
実は、ホットとアイスで順番が違うんですよ。
ホットコーヒーのときは、砂糖、ミルクの順番でいれましょう。
ミルクを入れると温度が下がるので、暖かいうちに砂糖を入れた方が溶けやすいからです。
逆に、アイスコーヒーのときは、ミルクのあとにガムシロップをいれるがおすすめです。
ガムシロップは時間が経つについて沈んでしまうので、後にいれてかき混ぜてすぐに飲むことで、全体を均一な甘さにすることができますよ。
いれる順番を変えるだけでも多少味が変わってくるので、おいしさにこだわりたい人はぜひ順番を守ってみてください。
ガムシロップって手作りできるの?
美味しいコーヒーを飲むためにガムシロップにもこだわりたいということは手作りするならおすすめ。
実はガムシロップはご家庭でも簡単に作ることができますよ。
用意するのはお砂糖と水だけ。
一対一の割合で鍋に入れ、煮詰めていきましょう。
だんだんと透明になってきてとろみが出てきたら完成です。
手作りしたガムシロップは煮沸消毒した瓶で保存しましょう。
作り方次第で長期保存も可能ですが、基本的に2週間以内に使い切るのが安心です。
お鍋にかけるのはめんどくさい人は電子レンジでも作ることができますよ。
この場合は、1回につかう量だけ作ればいいので、保存便にこだわる必要もなく楽チンですね。
手作りならば普通の砂糖だけでなく三温糖や黒糖でも作ることができるので、お好みの味のガムシロップをたのしめます。
添加物などが入っていないので身体にも優しいですね。
市販のガムシロップのカロリーは?賞味期限はどれくらい?
何気なく入れているガムシロップ、ダイエット中のときはカロリーが気になりますよね。
ガムシロップ1個当たりのカロリーは約30kcalです。
アイスコーヒー1杯のカロリーが4〜5kcalなので、コーヒーを飲むときのカロリーのほとんどはガムシロップとミルクによるもの。
カロリーが気になるときは、ガムシロップを控えめにするのがよいですね。
また、市販のガムシロップの賞味期限は約1年。
この期限を過ぎても使用することは出来ますが、開けたときに変色していたり、異臭がする場合は使わないようにしましょう。
ガムシロップが飛ばない容器の開け方は?
コーヒーを飲むために市販のガムシロップを開けた時に、 シロップが飛んでしまうことがありますよね。
これを防ぐ方法があるんですよ。
ガムシロップの容器の先っぽの三角の部分を切り取りましょう。
そしてこの三角の部分も蓋の部分に突き刺して穴を開けてから蓋をめくるのです。
こうすることで容器内の圧力と外気圧が等しくなり、ガムシロップが飛ばなくなりますよ。
次回は是非試してみてください。